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コラムCOLUMN

  • 足場の耐用年数は?安全性確保のために知っておくべきこと
    建設現場で事故を起こさないためには、安全性の高い足場が必要であるため、
    足場の耐用年数について気になる現場責任者の方も多いでしょう。

    足場の耐用年数を知っておくことで、足場の劣化による事故や災害を未然に防ぐことができます。

    そこで今回は、足場の耐用年数と安全性確保のために必要な知識について紹介します。


    ▼ 目次
     1.足場の耐用年数は決まっている?
        2.  足場板の種類
         2-1.  金属製足場板
         2-2.  木製足場板
       3.  使用できない足場の特徴とは
           3-1.  材料
           3-2.  作業床
         3-3.  足場の組立て等作業主任者
           3-4.  点検
       4.  足場材は必ず認定品を使用する
        5.  まとめ


    1.足場の耐用年数は決まっている?

     
    実は、足場の耐用年数を定めた規定は存在しません。
    とはいえ、いつまでも使い続けて良いわけではないのです。
    組み立てられた足場は、現場によって異なるため足場材1本ごとに不良がないかを点検して、
    安全性を確保する必要があります。

    また国税庁が定める法定耐用年数の表 
    https://www.town.yubetsu.lg.jp/common/img/content/content_20201208_165220.pdf

    によると、足場材は工具の分類の「金属製柱及びカッペ」に該当するため、耐用年数は3年とされています。
    ただし、これはあくまでも目安であるため、足場材に異常がないか日々点検することが重要です。

    労働安全衛生規則において「事業者は、足場の材料については、著しい損傷、変形又は腐食のあるものを使用してはいけない」と定められています。
    足場材の点検方法は、厚生労働省の「経年仮設機材の管理指針」 にて示されています。

    https://www.jaish.gr.jp/anzen/hor/hombun/hor1-2/hor1-2-1-2h10-0.htm

    基本的には目視にて材料に著しい変形、損傷、さび等がないかを判断します。
    このように定められた指針に沿って点検することで、足場の安全性を確保します。


    2.足場板の種類

     

    足場板は直接荷重を受ける作業床として使用されます。
    足場板は大きく分けて金属製足場板と木製足場板の2種類あり、それぞれ強度や重量が異なります。

    足場の用途や作業性を考慮して、使い分けることで安全性の向上やコスト削減につながるため、
    ぜひチェックしてみてください。

     

    2-1.金属製足場板


    ここでは近年使用する現場が多い金属製足場板の中でも、スチール製足場板とアルミ製足場板の2種類を紹介します。

    ■スチール製足場板
    スチール製足場板は、木製の合板足場板よりもたわみは半分に劣りますが、重量は30%軽いです。
    そのため取り扱い易く、作業性に優れているため、労務コストを削減することができます。

    また、アルミ製足場板と比較するとやや重いですが、強度が高いため、たわみも少ないです。

    ■アルミ製足場板
    アルミ製足場板は、経年劣化による耐久性に優れ、安全性が高いです。
    重量も合板足場板の約半分で、作業性も良いため、近年多くの現場で使用されています。
    また、スチール足場板と比較すると軽いため、労務コストを削減することができます。


    2-2.木製足場板


    木製足場板には、合板足場板と杉足場板の2種類があります。ここではそれぞれの異なる特徴を紹介します。

    ■合板足場板
    合板足場板は、薄板を接着剤で木目に対して直交させて張り合わせており、伸縮しにくいのが特徴です。
    一般的には防腐剤が塗布されており、防腐効果があるため、長く使用することができます。

    滑りにくい加工で安全性が高く、軽量で扱いやすいため、良く使用される足場板です。

    ■杉足場板
    杉足場板は、国産杉材を使用した足場です。滑りにくい素材で柔軟性があり、荷重による振動を軽減してくれます。
    デメリットとしては、温度の変化によって木材が伸縮してしまうことです。

    平均して3年から5年程使用できますが、作業床として命を預かる重要な部材なので、
    強度が弱くなってきたら新しいものに取り替える必要があります。

    3.使用できない足場の特徴とは

     

    労働安全衛生規則は労働者の安全を確保するため、さまざまなルールが定められています。
    足場についてもルールがあり、その基準を満たしていないと足場を利用することができません。
    それぞれ解説するので、足場に関わる方は押さえておきましょう。

    3-1.材料


    労働安全衛生規則の材料について「事業者は、足場の材料については、
    著しい損傷、変形又は腐食のあるものを使用してはいけない」と定められています。
    先述した通り、目視でしっかりと確認することが重要です。

    3-2.作業床


    2mを超える高所で一側足場以外の足場を組む場合にはいくつかのルールが定められています。
    特に注意すべきルールは、「足場の床材間の隙間は、3cm以下にすること」です。

    床材には多少遊びがあるため、使用している間に床材同士の隙間が広がることがあります。
    専用の金具もしくは番線などで固定することをおすすめします。
    これらの基準が満たされていないと足場が使用できないため、注意が必要です。


    3-3.足場の組立て等作業主任者

    労働安全衛生規則では、「足場の組立て等作業主任者技術講習を修了した者のうちから、
    足場の組立て等作業主任者を選任しなければならない」と定められています。

    またその職務として「材料の欠点の有無を点検し、不良品を取り除くこと」や
    「器具、工具、要求性能墜落制止用器具及び保護帽の機能を点検し、不良品を取り除くこと」などがあります。

    これらのルールを心得た足場の組立て等作業主任者を配置することで足場の安全性向上につながるため、
    適切な配置が重要です。


    3-4.点検

    労働安全衛生規則において足場を点検しなければならいタイミングが定められています。
    そのパターンは大きく分けて、「作業により足場を使用する前」と「台風や地震などの後」の2つです。

    台風や地震などの後については、足場の組立て等作業主任者である鳶工にて点検を行います。
    足場を利用する作業の前の点検については鳶工ではなく、足場を使用する工種の作業員にて行うのが一般的です。

    そのため、足場の点検方法は鳶工以外の作業員にもしっかりと周知しておくことが足場での事故を減らす上で重要です。


    4.足場材は必ず認定品を使用する

     
    仮設機材の認定基準に「厚生労働大臣が定める構造規格」があります。
    この基準を満たしていなければ、仮設機材を製造、販売又は貸与することはできません。
    そのため足場材は必ず認定品を使用する必要があります。

    認定品を確認する方法は、仮設材に表記されている仮設工業会認定マークです。
    仮設工業会が労働大臣が定める規格を元に認定基準を設け、その基準に合格した製品に仮設認定合格ラベルを表示しています。

    そのため、このマークが確認できれば安全性の高い規格の足場材と認識することができます。
     

    5.まとめ




    今回は、足場の耐用年数と安全性確保のため知っておくべきことについて解説しました。
    安全性の高い足場を設置するには、作業に適した足場材の選定と日々の足場材の点検が重要です。

    この記事を参考に、足場の耐用年数と安全性確保のために必要な知識を押さえて、足場上での事故や災害ゼロを目指しましょう。
  • 足場の組立費用はいくら?相場価格と単価について紹介
    工事現場で作業を進める上で、足場は欠かせないものです。
    そのような足場を組み立てるのに、どのくらいの費用が掛かるのか気になる現場責任者の方もいると思います。

    今回は足場の組立費用の相場価格と単価について紹介します。
    本記事を参考に適切な足場組立費用の相場を知ることで、不要な経費削減を実現できるでしょう。


    ▼ 目次
     1.足場の組立が必要な3つの理由
         1-1.  作業者の安全管理
         1-2.  品質の確保
         1-3.  近隣への配慮
       2.  足場の種類と各組立費用の単価相場
         2-1.  単管足場
           2-2.  くさび緊結式足場
            2-3.  枠組み足場
            2-4.  吊り足場
            2-5.  次世代足場
        3.  足場費用の計算方法
       4.  足場の組立費用が高くなる場合
       5.  足場の組立費用を安くする方法
           5-1.  複数の業者に見積もりを依頼する
           5-2.  工種毎で必要な足場をできるだけまとめて組む
           5-3.  外壁の仕上げ工事の搬入や取付計画を考慮した足場を計画する
       6.  まとめ


    1.足場の組立が必要な3つの理由

     
    工事現場を進める上で、足場が欠かせないものと前述しました。
    では、どういった理由で足場の組立が必要なのでしょうか。
     

    1-1.作業者の安全管理


    足場を設置する一番の目的は、高所で作業する職人さんの安全を守ることです。
    万が一、高所からの転落・墜落災害があった場合、被災した職人さんの命が危険にさらされます。

    現場で事故が起こると、現場の安全管理が整うまで工事が中断され、工期の延長に繋がります。
    また、現場責任者は安全配慮義務違反として、損害賠償責任を負うケースもあるのです。

    そのため、労働安全衛生規則に記載の通り、高さ2メートル以上での作業を行う場合は、
    足場等の適切な作業床を設けなければなりません。


    1-2.品質の確保


    外壁の作業において、それぞれの工種に合わせた適切な足場を設置していないと、
    施工品質の低下に繋がります。

    特に外壁は、直射日光や雨など外部からの影響を強く受けるため、足場の不備による作業性の低下で、
    漏水や外壁材の剥落などの重大な品質事故を起こす可能性があります。
    そんな品質事故を起こさないためにも、職人さんの作業性を考慮した足場の計画が重要です。

    1-3.近隣への配慮


    工事現場は近隣の方の理解があってこそ進められるため、近隣の方への配慮が必要です。
    特に作業の種類によっては、粉塵や外壁の吹き付け材などが近隣へ飛散する場合があります。

    そこで、組み立てられた足場の周囲をメッシュシートで囲うことで、飛散物が近隣建物に及ぼす影響を防ぎます。
    万が一、足場上でものを落とした際にも、それが外部へ飛散するのを防ぐ役割もあります。

    2.足場の種類と各組立費用の単価相場

     
    足場の組立費用は、1平方メートルあたり800〜1,500円が相場です。
    足場には以下の種類があり、それぞれの組立費用もやや異なります。

    ・単管足場
    ・くさび緊結式足場
    ・枠組み足場
    ・吊り足場
    ・次世代足場


    それぞれの特徴と単価を紹介します。

    2-1.単管足場




    単管足場は、一番シンプルで簡易的な足場です。
    単管パイプとクランプをベースにしているため、形状を変更しやすく、
    隣接地や敷地境界が近い場所でも適応しやすい点が利点です。
    しかし簡易的な組立であるため、他の足場と比べて強度と安全性が劣ります。

    狭いスペースに設置することから、作業員の作業性も落ちることが多く、
    この点がデメリットと言えるでしょう。
    低層の建物に向いており、単価は1平方メートル500円~800円が相場です。


    2-2.くさび緊結式足場




    くさび緊結式足場は、低中層建築などで多く使用されています。
    組立・解体が簡単で、作業性が良いことが特徴です。

    デメリットは組立・解体時のハンマーで打ち込む際に、大きな音が発生し、
    近隣への配慮が必要になることです。
    単価は1平方メートル800円~1,200円が相場です。

    2-3.枠組み足場




    枠組み足場は組立・解体が容易で、中高層の建物など幅広く使用できます。
    他の足場と比べて、幅が広いため、設置にスペースが必要です。
    単価は1平方メートル1,000円~1,500円が相場です。

    2-4.吊り足場




    吊り足場は地上から足場を組むのが困難な場合に、吊り下げて設置する足場です。
    高層マンション・橋などの高所作業で使われます。
    高層建築で時間短縮作業をするには有効ですが、落下対策など、難易度の高い安全性が求められます。
    単価は1平方メートル3,500円~が相場です。


    2-5.次世代足場




    次世代足場は「単管足場」・「くさび緊結式足場」・「枠組み足場」の規格を見つめ直すことで生まれた足場です。
    近年では、中高層の建物などで主流となりつつあります。
    足場の組立・使用時の安全性が高く、足場内の空間が広いため、作業性が良いなどの特徴があります。

    単価は1平方メートル1,200円~1,800円が相場です。

    3.足場費用の計算方法

     
    足場費用は以下の式から算出されます。

    足場費用=足場架面積×足場平米単価

    足場架面積とは、足場の外側の面積のことで、以下の式で計算します。

    足場架面積=(建物の外周+8メートル)×高さ

    例えば、建物の外周が100メートル、高さ15メートル、足場平米単価1,100円だとすると、
    足場費用は以下の式により、178万2,000円になります。

     足場架面積=(100+8)×15=1,620平方メートル
     足場費用=1,620×1,100=178万2,000円


    4.足場の組立費用が高くなる場合

     
    建物が高層になるほど、足場の単価が高くなる傾向にあります。
    また、高層建物の場合、倒壊防止対策などをきちんと行う必要があるため、
    組立費用が高額になりやすいのです。

    さらに、足場を組み立てる場所が狭く、作業性が悪い場合、
    基本単価より高い費用を請求される可能性があります。


    5.足場の組立費用を安くする方法

     
    ここまで足場組立費用についての相場を見てきました。
    直接工事費に加えて足場費用も考慮し高額になることも多いので、
    現場責任者の方ならできるだけ費用を抑えたいと思うことでしょう。
    ここでは足場組立費用を抑えるためのポイントを3点解説していくので、ぜひチェックしてみてください。


    5-1.複数の業者に見積もりを依頼する


    足場の施工業者や材料のリース業者など3〜5社の業者に見積もりを依頼しましょう。
    できるだけ低価格の業者を選ぶことで、費用を抑えられます。

    5-2.工種毎で必要な足場をできるだけまとめて組む


    外壁工事においても、建物によって複数の異なる作業があるため、
    それぞれの作業にあった足場を一度に組むことをおすすめします。
    特定の工種施工後に追加で行う組立や解体後に再度行う組立などの二度手間費用を抑えられます。


    5-3.外壁の仕上げ工事の搬入や取付計画を考慮した足場を計画する


    外壁工事の材料によって、搬入や取付方法を考慮していないと、
    足場を解体しなければならなくなる場合があります。

    具体的な対策は、材料のサイズと搬入方法を考慮して足場に荷取りステージを設ける方法が挙げられます。
    外壁と足場の間に材料を通す場合には、外壁と足場の距離を適切に離すことが大切です。

    このように、二度手間とならない計画を事前に立てることで、足場組立に掛かる費用を抑えられます。
     

    6.まとめ




    今回は、足場の組立費用の相場価格と単価について、さらに組立費用を抑える方法まで解説してきました。
    足場の費用を抑えるには、足場組立の計画を十分に検討することが重要です。

    本記事を参考に適切な足場組立費用の相場や、不要な出費の抑え方を知ることで、
    経費の削減を実現していきましょう。
  • 足場の種類を5つ紹介!サイズ規格の見分け方も
    建築現場で使用されている足場にはさまざまな種類があります。
    足場は、作業者が高い場所で安全に作業を行えるように設置します。

    一方で、足場は工事後に解体するため、解体が容易でなければなりません。
    つまり足場は、使用中にしっかりと作業者を支えるだけでなく、組み立てやすく解体しやすいものである必要があります。

    今回は、足場の種類とサイズ規格について解説します。


    ▼ 目次
     1.足場の種類について
         1-1.  くさび式足場
         1-2.  枠組足場
         1-3.  単管足場
         1-4.  吊り足場
           1-5.  移動式足場
       2.  足場の規格について
         2-1.  足場のサイズ規格とは
           2-2.  足場のサイズ規格が2種類ある理由と見分け方
       3.  まとめ


    1.足場の種類について

     
    まずは、主な足場の種類について説明します。
     

    1-1.くさび式足場




    くさび式足場は、「くさび」と呼ばれる金具をハンマーで打ち込んで部材に
    接続することによって組み立てられる足場です。

    1980年に株式会社ダイサンが開発・販売したくさび式足場が広く普及したため、
    商品名の「ビケ足場」という通称で呼ばれることもあります。

    くさび式足場は、鋼管(鉄パイプ)を建地(支柱)として一定間隔で立て、そこに水平材や斜材を固定して組み上げます。
    これまでは主に低層建築のために使用されていましたが、近年では中層建築や一部の高層建築にも採用されています。

    この足場の利点は、組み立てや解体がハンマーを使って容易に行える点や、複雑な形状の建物にも対応できる点です。
    また、コストパフォーマンスも高い一方、場所によっては設置が難しい場合があります。


    1-2.枠組足場





    一般的に多くの現場で利用されているのが、枠組足場です。
    主に、鋼管を溶接して構築した建枠をベースに、脚注ジョイント・ジャッキ型ベース金具・
    床付き布枠・筋交い・鋼製布板などの部材を組み合わせて立てます。

    枠組足場は主に建物の外壁に沿って設置され、軽量でありながら高い強度を備え、
    組み立てや解体も比較的簡便なのが利点です。

    また、組み立てにハンマーを使用しないため、騒音もそれほど大きくありません。
    初期にはアメリカのビティスキャホード社から輸入されていたため、「ビティ足場」と呼ばれることもあります。


    1-3.単管足場




    単管足場は、直径48.6mmの鋼管を使用して組み立てる足場です。
    現在のように鋼管が主流となる前は、丸太が使用されていました。
    この足場では、単管にクランプと呼ばれる金具を接続し、さらにボルトで締め付けて組み立てを行います。

    欠点は、くさび式足場や枠組足場と比べると、組み立てや解体にやや時間がかかることです。
    その反面、足場の形状の自由度が高く、他の足場が使用できない狭小地でも組み立てが可能です。

    組み立て自体は比較的簡単であり、部材はホームセンターでも入手可能なため、DIYで使用する人も多いです。

    1-4.吊り足場




    吊り足場は、支持方法が他の足場とは異なり、上から吊り下げて組み立てるタイプの足場です。
    構築物の鉄骨の梁などから支持を取って、吊り下げた作業床を支えます。

    橋梁やプラントなど、足場を下から組み上げるのが困難な場所に設置できるのが特徴です。
    ただし、吊り足場は他の足場に比べて設置の難しい足場であるため、高さにかかわらず「足場の組立て等作業主任者」の選任が必要です。

    また、吊り足場は「吊り枠足場」と「吊り棚足場」に大別され、状況に合わせて使い分けられています。


    1-5.移動式足場




    移動式足場は、キャスター(車輪)が取り付けられた可動式の足場です。
    一度組み上げてしまえば容易に移動させられるため、効率的な施工が可能です。

    作業床は平らで広く、安全な作業が行えます。
    さらに、高さの調整も可能であり、天井や壁などの内装の仕上げ工事に適しています。

    ただし、勝手に動いてしまわないよう、作業中はブレーキをかけておかなければなりません。
    多くの移動式足場は、転倒を防止するために「アウトリガー」と呼ばれる補助用の支柱を立てて固定します。

    中央ビルト工業の1600幅ローリングタワーは、作業床の高さが5400ミリメートルまでであれば、
    キャスターを固定すればアウトリガーによる固定は必要ありません。
    移動後、すぐに作業が行えるため、作業性に優れています。

    移動式足場を使用する際は、作業者が乗った状態での移動は避け、
    足場の上では脚立やはしごを使用しないようにするなど、
    さまざまな注意点を守る必要があります。

    2.足場の規格について

     
    各建築現場の状況に対応するさまざまな種類の足場がありますが、
    それぞれの足場には規格が定められています。

    異なる種類の足場はもちろん、同じ種類の足場であっても、
    規格が異なる部材を混在させて使用することはできません。
    ここでは、足場の規格について説明します。

    2-1.足場のサイズ規格とは

    足場には、インチ規格とメーター規格という2種類の規格があります。

    インチ規格とは、主にアメリカやイギリスなどの海外で使用されている規格です。
    1インチは25.4ミリメートルで、建地のピッチは最も長いもので1829ミリメートル、短いもので610ミリメートルとなります。

    一方のメーター規格は、国際単位系(SI単位系)を採用したもので、日本をはじめとする多くの国で使用されています。
    メートル単位で設計された足場は数字のキリがよく、現場での利用が容易なため、
    国内の現場で足場を使用する際は、メーター規格が適切です。


    2-2.足場のサイズ規格が2種類ある理由と見分け方




    足場にはメーター規格とインチ規格があることを説明しました。

    足場のサイズ規格が2種類ある理由は、中高層ビルやマンション、
    戸建て住宅などの幅広い場面で使用される枠組足場が、当初アメリカから輸入されていたためです。

    アメリカは長さの単位がインチであるため、輸入された足場もインチ規格のものでした。
    国内で使用されているメートル単位とは異なりますが、枠組足場が軽量かつ高い強度で組み立てやすかったことから、
    多くの現場で使用されました。

    その後、メーター規格の枠組足場が販売されるようになり、サイズ規格が異なる2種類が市場に流通するようになりました。
    同じ枠組足場ではありますが、サイズ規格が異なるものを混在させて使うことはできません。

    インチ規格とメーター規格は、実際に長さを計測することで区別できます。
    見た目だけでは区別が難しいため、足場部材が混在しないように管理する必要があります。

    日本の建物はメーター規格で建てられているため、インチ規格の足場は不要ではないかと思う方もいるかもしれませんが、
    実は国内にもインチ規格の建物があります。それは主に輸入住宅です。

    輸入住宅産業協会では、「海外の設計思想に基づき、資材別またはパッケージで輸入し、
    国内で建築される住宅」を輸入住宅と定義しており、日本の建築物にはない特徴が見られます。

    代表的なものとしては、2×4(ツーバイフォー)や2×6(ツーバイシックス)と呼ばれ、
    面と面を合わせて建てる「パネル工法」が挙げられます。

    日本の建築物は柱や梁で構成する「従来工法」で建てられているのに対し、
    輸入住宅は「パネル工法」が一般的となっています。

    「在来工法」に対する「パネル工法」のメリットとしては、間取りの自由度が高く耐震性が高いという点があります。
    さらに気密断熱性が高く、省エネ性能に優れています。

    これらのメリットから、輸入住宅を選ぶ人もいるのです。
    そのため、輸入住宅を建てる際にインチ規格の足場が使われることがあります。
     

    3.まとめ




    今回は、足場の種類とサイズ規格について解説しました。
    足場の選択は、どのような工事をするのかによって大きく変わります。
    足場メーカーの技術情報を確認して、工事内容に適した足場の種類とサイズ規格を選びましょう。


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